睦月カエデは水無月に駆け寄る。

「水無月君だよね、ルールは聞いた?」

「う、うん」

「みんなで話して、全員生存に入れて終わらせようってことになったんだけど水無月君もそれでいいよね?」

「う、うん、早く終わらせたい」

全員生存か当たり前のことといえば当たり前だな、さっさと終わらせてここを出よう、別に殺したい奴もいないし、早く帰りたい。

また一人部屋に入ってきた。この人も知っている。年賀コヨミ、話したこととは無いけど知っている。

睦月カエデは同じ説明を年賀にもしていた。よくそんなに元気に振る舞える物だ。

これで部屋には13人いることになる、まだ増えるのだろうか、解らない。

モニターが動き出す。さっきとは違う仮面の男が映し出された。

「ご機嫌よう、諸君、全員揃ったようだね、ルールはさっき聞いたね、一応おさらいしとルール1 自ら命を絶つことは出来ない
ルール2 、1時間に1回投票によって殺す相手を決める。投票は無記名。
誰も殺さない選択も出来る。
ルール3.投票が割れることによりこのゲームは終わりになる。
ルール4.ひとり生き残った優勝者は神になれる。
いいかい?ではさっそくゲームを始めて行く」