盛り上がった文化祭から1週間が経った。
いつも通りの日常。
私は教室で里穂ちゃんとおしゃべりをしていた。
「会長とは手、繋いだのーっ?」
「えっと……、」
里穂ちゃんの質問にたじたじしていると、スカートのポケットの中が震えた。
ポケットの中に入っていた携帯を取り出す。
メール……?
私は里穂ちゃんに謝ってから、メールを開いた。
送り主は、お母さんだった。
『美雪。久しぶりね。元気にしているかしら?』
久しぶりのお母さんからのメールに、目頭が熱くなる。
『今まで住んでいた、アパートの改装が終わるのは来年になるみたいなの。
だから、お父さんと話した結果、新しいアパートに引っ越すことを決めたわ。
もちろん、美雪が今の学校に通えるような場所よ。
また、家族みんなで暮らしたいの。
今日、美雪がお世話になっている友達の家に挨拶に行こうと思うのだけれど、どうかしら?』
私の知らない間に、そんな話が進んでいたんだ……。
お母さんとお父さんの気持ちが嬉しかった。
今の学校に通い続けられるよう、配慮してくれたこと。
再び家族3人が揃うこと。
ただ、問題がひとつある。
いつも通りの日常。
私は教室で里穂ちゃんとおしゃべりをしていた。
「会長とは手、繋いだのーっ?」
「えっと……、」
里穂ちゃんの質問にたじたじしていると、スカートのポケットの中が震えた。
ポケットの中に入っていた携帯を取り出す。
メール……?
私は里穂ちゃんに謝ってから、メールを開いた。
送り主は、お母さんだった。
『美雪。久しぶりね。元気にしているかしら?』
久しぶりのお母さんからのメールに、目頭が熱くなる。
『今まで住んでいた、アパートの改装が終わるのは来年になるみたいなの。
だから、お父さんと話した結果、新しいアパートに引っ越すことを決めたわ。
もちろん、美雪が今の学校に通えるような場所よ。
また、家族みんなで暮らしたいの。
今日、美雪がお世話になっている友達の家に挨拶に行こうと思うのだけれど、どうかしら?』
私の知らない間に、そんな話が進んでいたんだ……。
お母さんとお父さんの気持ちが嬉しかった。
今の学校に通い続けられるよう、配慮してくれたこと。
再び家族3人が揃うこと。
ただ、問題がひとつある。