「北澤」



会長が私の名前を呼んでくれる。

会長は私の頭に手をまわして、自分の胸に私を引き寄せる。



「俺がお前を守るから」



会長の言葉が響く。

私は会長の腕の中で頷いた。


そんな私の髪を優しく撫でてくれる会長。

落ち着いてきたのか、私は会長の腕の中で目を閉じた。