もちろん向かった場所は三条大橋。


私のお気に入りの場所だ。


三条大橋から鴨川を眺めるのが大好きなんだ


しばらく川を眺めていると…


「ゆうちゃん!そんな所に登ったら危ないで


しょ!降りなさい!」


母親らしき人が慌てた声で男の子を注意して


いた。


え?なぜ橋の手すりに登った?落ちるよ?


そう思ったのも束の間。


男の子が足を滑らせて落ちそうになった。


私は咄嗟に男の子を引っ張ったが


その衝撃で私の体は川の方へ…


「あー。このまま私死んじゃうのか。」


死を悟り目を閉じた。