- 作品番号
- 1622484
- 最終更新
- 2021/08/30
- 総文字数
- 549,744
- ページ数
- 1,037ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 391,489
- いいね数
- 27
- ランクイン履歴
ホラー・オカルト7位(2021/02/09)
都内の高校に通う結城昴(ユウキ スバル)は、ある日鏡に映った女性に助けを求められる。
何もわからないまま日々は過ぎ去り、友人と訪れた秋葉原で、魂が集う場所「ヴァルハラ」への扉を開いてしまう。
そこは、魂の強さが全ての街。
手にした武器と共に、生きる為に、元の世界に戻る為に戦うことを決意する。
この作品のレビュー
控えめに言って最っ高です。 『バベル』を読んでから恵梨香さんにずっと惹かれていて続きが読みたいと思ってウェルザードさんの作品を読み漁っていたところ、この作品に辿り着きました。 あらすじのところに『殺戮都市バベルから5年』と書いてあったところを2度見して、読み進めていくうちに『北条恵梨香』という文字を見て泣きました。 私なんかではこの作品の良さを文に表すことは出来ませんが、語彙力の塊でできたバトルシーンは文を読んでいるだけなのに必然的に頭でその場面が想像されます。人と人の繋がりも直に感じられ、特に残酷な世界で結ばれる恋がすごく切なくて綺麗です。本当に一日に何度も読んでしまうほどウェルザードさんの世界観に引き込まれて抜け出せなくなりそうです。是非読んで見てください!
この作品の感想ノート
ウェルザードさん、お疲れ様です。
バベル完結からずっと続編を待ちながらバベルを何回も何回も読んで、その度に泣いて色んな視点から見て、登場人物全員に思いを馳せて。
ヴァルハラは、初めは知らない人物ばかりでバベルとも異なる設定で。賞金首ランキングで見知った名前を目にしたとき、こう来たか、と。そして昴が恵梨香さんや黒井たちと初めて出会った時も、勿論泣きました。バベルの人物も多く出してくれて本当にありがとうございます。
武器の知識がない私も、知らない単語が出てくる度に調べて戦闘の知識も身につきました、使うことは無いでしょうけど。
ウェルザードさんの書く話は、本当に世界観がしっかりしていて、私は大好きです。
現実味のない話なのに、リアルに想像できるこの話。実際にこうなったら絶対に怖いとは思うけど、行ってみたい。信念も夢もない今の生き方は面白くない。仲間と共に強くなる、そんな生き方をしてみたいです。
バベルもヴァルハラも、最初は弱く臆病だけど何故か人を惹く力がある、そんな少年が強くなる話。
道化が板についたという話を作中でしていましたが、とんでもない。ありきたりだけど力強い言葉が登場人物の口から出る度に涙を流しました。私の心は動かされました。バベルから読んできて、私の考え方はかなり変化したと思います。
自分の信じた道を進めば、必ず納得できないことがあるだろう。そこで諦めるか突き進むかを決めるのは自分自身だ。
どの局面にも言えるこの大塚の言葉は本当に胸に刺さります。
まだヴァルハラの人物が曖昧なところがあるので、今からまた何度も読み直そうと思います。
このままずっとこの先の続きの話も書いて欲しい、ずっとバベルから続く物語を読んでいたいと本気で思います。
素敵なお話をありがとうございました(。ᵕᴗᵕ。)