私はそう言って,回された手
を振り放した。
「空美はホント,俺のことが
嫌いなんだね~。」
「あっ当たり前でしょ!」
「みんな~,俺,ショックだ
わぁ~!」
転入生は教室にいる人達に
叫んだ。
「なに,叫んでんのよ!」
「だって,空美がひどいこと
言ったからじゃん。」
「意味分かんない!」
私がほっぺを膨らませてたら
ニヤっと笑った。
なに,今のニヤっとした表情
わ!
「みんな,席に着いて~!。」
先生が教室に入ってきたので
みんなは席に座った。
「空美,今日遊ぼうぜ♪」
「はっ?///」
席に座った同時に転入生が
言ってきた。
「今日,学校が終わったら
お前の家に迎いに行くから。
以上。」
「ちょっと!何,勝手に決め
てんのよ!」
私が大声で言ったら,
「こら,佐藤さん!うるさい
よ!」
先生に怒られ,「すいませ
ん」と頭を下げた。