街に着いたところで、お店に入って昼食を食べた。
お店に居る人は、瞳の色が黒っぽい人が多くてあたしみたいな茶色の人はいなかった。
店の中はとても賑わっていて、自分の喋ってる声が聞こえないぐらいだった。
ノインが飲み物を取りに行ってる間に誰か知らない人がノインの席に座った。
「フードしてるけど君、女の子だよな??俺、ジゼルっていうんだ。よろしく。」
「あぁ、はい。よろしく!あたしは李胡っていうの。ここの人は皆瞳の色は黒っぽいよね。あたしの瞳の色は目立つよね??」
ジゼルという人もノインのように美形サンで、この国は美形ばっかりなのかなぁ??なんて考えていたらジゼルの言葉に耳を疑った。
「そうだな。李胡の青い瞳はうちの国には中々いないぜ。それにその髪の色も中々いないしな、下手したら見世物屋に売られちまうから気をつけろよ」
「青い瞳??あたしの瞳の色は茶色なはずだけど…。」
「でも俺の目には綺麗な青にしか見えないけど…」
うそっ!!
なんで、なんで!?
茶色なはずなのに…。
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