チャイムが鳴って、急いであたしらは教室に戻った。先生はまだ来てなくて席に座って沢村くんと隆司と三人で話していた。



先生が入って来て、SHを済ませて順調に時間が進み、気がつけばすでに帰る時間になっていた。



あたしは皆に声をかけ教室を出てラブレターの返事をしにまわった。終わった時にはすでに6時近くになっていた。


冬の6時といえば辺りはもぅ真っ暗で街頭を頼って帰るしかない。
あたしはしっかり着込んで学校を後にした。



これがあたしにとってこの世界との別れになるなんて知らずに…。