ちょっと感傷に浸ってると、腕を掴まれた。掴まれた腕の先には隆司がいる。
何??さっきあたしを避けたくせに…。
あたしはそう思いつつ隆司を下から睨む。
ちょっと顔が赤くなった。
なんで??
「亮介、ちょっと李胡借りる。」
そう言ってあたしは隆司に腕を掴まれ階段に連れて行かれた。
「さっきはゴメン。李胡の手は白いだろ??幽霊に見えたし、いきなりだったからびっくりしたんだ。ホントにさっきは悪かった。」
隆司は頭まで下げて謝ってきた。
幽霊の手って…。
そんなに白いかなぁ…。
「ううん。あたしも大人げなかったし。仲直りね♪」
ニコッと笑う。隆司も笑い返してくれた。やっぱり友達はいいね♪
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