私達はその日、フルメンバーで粋さんに会いに行った。
粋さんが目を開けることはなかったが、安らかに寝息をたてる粋さんを見て安心した。
それは純さんも同じようだった。
純さんは涙を流すことなく、ただ粋さんの手を握りしめ、その顔を見つめていた。
そして、その時は......来た。
来てしまった......。
私達は病室の入り口からその瞬間を見守った。
にゃんにゃんとルナは声を押し殺して泣き、ひなとワンコはぐっと堪えた。
私は泣かないよう、ぎゅうっと目を閉じ、声だけを聞いていた。
「粋......大好きだった。今までありがとな。生まれ変わっても粋のお姉ちゃんとして産まれてくる。また会おうな。約束だ」
純さんの優しくて暖かくて芯の強い声が、いつまでも耳の奥で反芻していた。
その言葉が明日の光へと繋がることを信じ、私たちはその場を去ったのだった。
粋さんが目を開けることはなかったが、安らかに寝息をたてる粋さんを見て安心した。
それは純さんも同じようだった。
純さんは涙を流すことなく、ただ粋さんの手を握りしめ、その顔を見つめていた。
そして、その時は......来た。
来てしまった......。
私達は病室の入り口からその瞬間を見守った。
にゃんにゃんとルナは声を押し殺して泣き、ひなとワンコはぐっと堪えた。
私は泣かないよう、ぎゅうっと目を閉じ、声だけを聞いていた。
「粋......大好きだった。今までありがとな。生まれ変わっても粋のお姉ちゃんとして産まれてくる。また会おうな。約束だ」
純さんの優しくて暖かくて芯の強い声が、いつまでも耳の奥で反芻していた。
その言葉が明日の光へと繋がることを信じ、私たちはその場を去ったのだった。