「店長さん優しいし、理解ある人で良かったわ。でもバイトもそこそこになさいね。学生の本業は勉強なんだから」

「あぁ、わかってる。だから今から課題やる」

「うん。でもその前にお風呂ね。母さんさっき上がったばかりだからお湯まだ温かいと思うわ。ちゃっちゃと入って温まりなさい」

「了解。ひとまず荷物おいてくるわ」


オレは狭いもう1つの部屋に荷物をおいた。

そして、ふーっと長い息を1つ吐いた。

スマホをバッグから取り出し、羽依に"おやすみ"とラインを送った。

これでOKだ。

風呂に入って勉強をさっさと終わらせて寝よう。

今日はかなり疲れたからな......。

明日は今日より穏やかな日でありますように。