「そうか。じゃあ、ボクも見かけたら連絡するね」

「すみません。お願いします」

「いやぁ、いいよ、いいよ。ボク、久遠ちゃんのこと結構好きだからね~。今度バイトさんが辞めたら久遠ちゃんを雇おうと思ってたんだよ~。あははは。頑張って捜さないとね」

「そうっすね」


オレも頑張らなきゃな。

だって、久遠は...ちゃんと生きてるんだから。

オレの知らないところで頑張って生きてるんだから。

オレも生きるよ。

ちゃんと地に足つけて生きるよ。

だから、見ててくれよ。

必ずオレたちが旗を上げてお前を迎えに行くから。

待ってろよ、

久遠由紗。