オレたちは3日間部活を休みにすることにした。
もうこれで3度目だ。
活動を再開しても身が入らず、皆上の空だからこうなっても仕方がないようにも思える。
このままでは良くない。
何かしないと...。
そう頭では分かっていても出来ない日々が続いていた。
オレはコートの中を縦横無尽に駆ける羽依を一瞥した後、自転車にまたがりバイト先を目指して漕いだ。
バイトまた増やすか。
どうせやることねぇしな。
ペダルにかける力が弱い。
後ろには誰も乗っていないというのに、足が重い。
吐く息は白く、体温を奪うだけの木枯らしが吹き荒れ、手がじんじん痛む。
それでも足を止めない。
止めたらきっとこの気持ちに追い付かれるから。
引きずられて底無し沼へと落ちていくから。
だからオレは......
*
もうこれで3度目だ。
活動を再開しても身が入らず、皆上の空だからこうなっても仕方がないようにも思える。
このままでは良くない。
何かしないと...。
そう頭では分かっていても出来ない日々が続いていた。
オレはコートの中を縦横無尽に駆ける羽依を一瞥した後、自転車にまたがりバイト先を目指して漕いだ。
バイトまた増やすか。
どうせやることねぇしな。
ペダルにかける力が弱い。
後ろには誰も乗っていないというのに、足が重い。
吐く息は白く、体温を奪うだけの木枯らしが吹き荒れ、手がじんじん痛む。
それでも足を止めない。
止めたらきっとこの気持ちに追い付かれるから。
引きずられて底無し沼へと落ちていくから。
だからオレは......
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