「ふわぁ...。あー、良く寝た。遅いから寝ちゃいましたよー」

「そりゃあ、どうもすみませんでした」

「ま、いいんすけど。それより食べましょう。腹、減ってんすよね?」

「まぁ、それなりに」

「んじゃあ、食べましょー。いっただきまーす」


久遠は手を合わせ、真っ先におにぎりにかぶりついた。

羽依だったら、先に野菜ジュースを飲むだろう。

太らないための工夫らしい。

比較するのは申し訳ないが、やはり女子力皆無だな。