「鎌田くん、すごく面白かった。熱く語る鎌田くん、カッコ良かったよ。ぜひ、また聞かせて」

「あ、ありがとうございます!こんなに聞いてもらえたの初めてで...すごく、すごくすごく嬉しいです!

なんか、いつも熱弁奮うと、ウザイみたいな顔をされるので、ずっと話せなかったんです。

でも、今日市ヶ谷先輩に聞いてもらえて無念を晴らせました。本当にありがとうございますっ!」

「いえいえ。どういたしまして」


鎌田くんとはその後もしばらく学校のことを話したり、来月のテストの傾向について教えてあげたりしていた。