「ワンコ」


ひなはオレを睨んでいた。

いや、普通そうだよな。

ちゃんと謝らねえと。


「ひな......ほんとごめん。迷惑かけると思うけどよろしく......」

「ワンコ、お前さ、この部活なめてんじゃねえの?どんな思いでみんながやってるのか分かってんのか?!私情で休むなんて言語道断だ!散々迷惑かけておいてなんなんだ、その態度は!」


ひながオレに拳を振り上げる。

ヤバい......!

と、そう思ったその時だった。