だから、私のことが好きで彼氏だなんて信じ難いことなの。

それを優吾に言うと、凄く笑って、俺は1番みるかが好きだよって言って耳元で囁くの。

ちょっとストップ!それ反則!っていつも思ってしまう。

そりゃ、幼なじみだけど、いつまで経ってもかっこいいのは変わらないし、出会った頃からずっと好きだったもの。

中学三年生の卒業式に校庭裏に呼び出されて、付き合って下さいなんて言われた時はもうびっくりしすぎて、嬉しすぎて、号泣してしまった。

もちろん、返事はYESでそれから私達の交際が始まった。

そして、なぜ私たちが同棲してるかと言うと、私が家のことを話した時に両親がずっと出張でアメリカに行ってるから今は一人暮らししてるって言ったの。

すると、少し気が変わったみたいに優吾がなんで、それ、もっと前から言わなかった?って少し怒られてしまった。

優吾的には凄く心配らしかったので、私はその空気を大体察していたから、

「優吾も一緒に住む?」

なんて、言ってしまった。

もちろん、優吾は承諾して、次の日には住むことになった。