それはちょっと寂しいかも。


本音を言えば、次はいつかなって期待していたから。


でも、でもでも、ううっそんなこと恥ずかしくて言えっこない。


でも仕方がないよね。学校でイチャイチャしてたらまた先生に知れて厄介なことになったら大変だし。


せつないけれど我慢しなきゃって思ってコクンと頷いたら、彼の肩が小刻みに震えていることにようやく気が付いた。


「花、可愛すぎ……凄く残念そうな顔してる」


からかうようにそう言われて顔がカッと熱くなる。


「え、やだ」


慌てて両手で顔を隠した。


私ったら今どんな顔してるんだろう。


とにかく顔が熱いからたぶん赤くなってるんだろうな。


彼は、ツボに入ったみたいにクックッて笑い続けてる。


「いじわる……」


「あんまり可愛いからいじめたくなるんだ。可愛い花が悪い」


「……」