お昼に凌久くんに会ったら、さっきの話を思い出してしまいドキッとしてしまった。
一旦忘れたはずなんだけど…
それ以前に、
なぜ私が怒ってるかの答えを聞くはずが…
「凛、コンビニ行こう」
と、
言われ、コンビニに付き合う事になった。
この人、何考えてるんだろう。
本当に、私のこと考えてくれてるのかな。
そんな事考えてると、
「何か買う?」
と、
言われたから…
『オレンジジュース欲しい』と言って手に取ったら何も言わずに買ってくれた。
私のお父さんなのかなって思うくらいスムーズな買い物だった。
『ありがとう』
「ほい」
みんなの元に戻ると、夏休み前と変わらない座り方で安心した。
元々、
凌久くんが隣だったから何の違和感もなかった。
それに、付き合ってるからという特別感もなくて心地良かった。
良い先輩達で良かったと思った。
凌久くんも含めて。