「だいすき」


と、

素直に言ってくれる凌久くん。





言われる事さえも恥ずかしいと思ってしまう今日この頃。


いつか、言えるようになるのかな。




キス一つでドキドキしてしまう今。

自分からキス出来る日が来るのかな。





凌久くんといることに慣れる事も怖いけど、いつまでも恥ずかしい…とも言ってられない。






「次どこ行く?」

『水族館とか行きたい』

「いいよ」

『凌久くんは行きたいところないの?』

「家でいい」

『家?』

「凛と一緒にいられれば何でも、どこでも」

『たまにどこか行こう』

「いいよ」