少しの間、凌久くんに抱きしめられて過ごした。
離れようとしたら、不意にキスをされた。
今日の凌久くんは甘えん坊で新鮮な感じ。
「お風呂入る?」
『うん』
今日はたくさん、汗をかいたし…疲れたから遠慮なく入らせてもらった。
男の人のお風呂だから、少し緊張気味でお邪魔したけど…想像以上に綺麗だった。
お風呂に入ったら、眠気倍増。
1秒で寝られそうなくらいだった。
眠すぎて、すっぴんの恥ずかしさもなく凌久くんの元へ戻った。
「おかえり」
『眠いです』
「寝てて良いよ」
凌久くんの隣に座った後の記憶がほとんど、ない。
私、変なことしてないよね…
記憶がないから、怖かった。