朝早くから来ていた遊園地。
気づいたら、空は暗くなっていた。
私のリクエストでジェットコースターに乗った後、唯一乗っていなかった観覧車に乗った。
久しぶりの2人の空間。
少し、恥ずかしかった気もするけど…
この1日で、だいぶ凌久くんとの距離が縮まった気がした。
もし、それが凌久くんの狙いならそれは大当たりだと思う。
素直に、
これからも一緒にいたいと思えた。
「楽しかった?」
『楽しかった、ありがとう』
「凛の笑ってる顔が見られて、良かった」
『また来たいね』
「そうだな」
と、
微笑む凌久くんはとてもカッコ良かった。