1時間で、目的地の遊園地に着いた。
通勤している人と、
重なってしまって…若干疲れ気味だけど…
せっかくの凌久くんとの時間を楽しみたい。
『最初何乗る?』
「凛が乗りたいものでいいよ」
『じゃ、これ』
と、
目の前にあったジェットコースターを指さした。
世間は平日だけど、世の中の学生は夏休みという事で学生っぽい人ばかりだった。
だから、空いてるはずもなく…それなりに待つ時間があった。
「何時間待ちって書いてあった?」
『1時間くらい』
「ベンチがあれば、いいのにな」
『ベンチに座ったら寝るでしょ?』
「一瞬で寝る」