帰り道でも、家に帰っても…頭は凌久くんの事ばかりだった。
私は単純な人なのかもしれない。
夜ご飯を食べた後、久しぶりに咲良ちゃんと電話をした。
「付き合ったの?」
あ、そういえば…報告してなかったんだ。
『付き合う事にしたよ』
と、
言うと電話越しで悲鳴が聞こえた。
『びっくりした』
「おめでとう」
『ありがとう』
「どう?凌久くん」
『まだ2回しか会ってないからわからないけど…優しいよ』
「そうなんだ。良かったね」
『咲良ちゃんは順調?』
「夏休みの間だけ、同棲してる」
『え』
急展開すぎて、驚いた。
でも、咲良ちゃん達らしくて凄く良いと思う。
幸せそうで何よりだった。