遅めのお昼ご飯を食べて、一緒にテレビを見て凌久くんのバイトの時間に一緒に駅に向かった。
こんな長い時間、凌久くんと一緒にいたのは初めてかもしれない。
凄い落ち着く雰囲気で…
帰る時は少し寂しい気もしたくらいだった。
口が滑っても言わないけど…
『バイト頑張ってね』
「ありがとう。じゃな」
『ばいばい』
私が改札口を入るところまで見守ってくれていた凌久くん。
優しいね。
凌久くんの男らしい姿にはどうしようかと思ったけど…今のところ良いところしか見当たらない。
嫌いになる予定はないけど…
人って、
こんな良いところばかり見えるのも珍しいと思う。