座ってテレビを見ていると突然横にいた凌久くんが、肩に手を回して引き寄せてきた。
私の腹筋が役に立たず…バランスが保てず、凌久くんの身体にもたれかかると凌久くんまで倒れてしまった。
何か、私が襲ってるみたいじゃん。
積極的な女だと思われそう…
『ゃだ…』
と、
起き上がろうとした瞬間に抱きしめられてそのままキスをされた。
何か、慣れてる。
慣れてるからって別に何とも思わないけど…
いつか、それが嫌になる日が来るのかな。
『恥ずかしい…』
「俺も」
『そんなわけないでしょ!』
必死に起き上がろうとしてるのに、妨害してくる凌久くん。
面白がって、
笑っている姿が何だかカッコよく見えた。
一瞬だけど…一瞬。
『凌久くんの馬鹿!』
「これでも男だからね」
と、
言うと再びキスをしてきた。