凌久くんにしようとしていた質問も、さっぱり忘れて…くだらない話をしていると頼んでいた料理が続々と運ばれて来た。






『美味しそう、頂きます』

「頂きます」






お互い何も話すことなく、食べ進めていてついつい笑ってしまった。




私の方が先に来たのに…食べ終わったのは、凌久くんの方が早かった。


凌久くんが早いのか

私が遅すぎるのか、わからないけど…






幸せな気持ちで食べる料理は美味しかった。





『急にお腹いっぱいになった』

「そうだな」





会計をした後は、どこに寄る事もなく凌久くんの家に帰宅した。