全て、

正直に咲良ちゃんに話すと


「私がいるじゃん。」

と、

言われ…何だか、嬉しかった。




加奈の時と同じくらい、いい友達に出会えたなって思えた瞬間だった。








『ありがとう、咲良ちゃん』

「凌久先輩、喜ぶと思うよ」

『不安だけど…』

「大丈夫」





この決断をするのに、1週間かかってしまった。



来週から夏休みに入る予定。

夏休みに入るまでには伝えたい…




と、

思っていたものの…決断をした次の日から凌久先輩が大学に来なくなってしまった。




運が悪すぎて、笑える。

私ってこういう運命なのかしら。







『凌久先輩、何で休みなの?』

とも、

聞けずに…結局夏休みに入ってしまった。






後から、咲良ちゃんを通して聞いた話だけど…海くんにも連絡がないらしい。