私は、

凌久先輩について行く事しかできなかった。




すみません、と思いながら凌久先輩の後をついて行ってると急に狭い道に入り、急にお店に入った。




よく、こういうところ知ってるね。

外見からして何だか、美味しそうな感じ。





「焼き鳥さんなんだけど…何でも、あるから好きなの頼んで」

『うん』

「俺は焼き鳥とお酒さえあれば大丈夫」

『凌久先輩が頼んでください。私つまむんで』

「嫌いなものある?」

『トマトくらい』

「トマト嫌いなの?」

『あの、口の中で広がる感じが苦手です』

「そうなんだ」