大学に咲良ちゃんがいないと違和感だし…何だか寂しかった。
それが、2週間も続いた。
最初は、私も休みたい…
と、
思っていたけど…咲良ちゃんが繋いでくれた友達と一緒に乗り越える事が出来た。
久しぶりに会った咲良ちゃんは完全にママの顔になっていた。
『おめでとう』
と、
私からの些細なプレゼントを渡した。
「凛、ありがとう」
『ママの顔だね。今度会いたい』
「来てきて」
やっぱり、子育ては大変みたいで、なかなか眠れないらしく講義の時間はうたた寝していることも多かった。
妊娠中の咲良ちゃんも一番近くで見ていたつもりだし、
出産後の今も、
海先輩の次くらいに近くにいると思うけど…
本当に大変そうで、自分の出産が遠くなっていくばかりだった。
相手もいないわけだし…作る気もないから、遠くなるもなにもいつになることやら。