顔が良ければ良し。
そう名言のように話す加奈。
また久しぶりになってしまったけど、会うこたが出来た。
加奈に嘘つくと怒られるから…
素直に、
凌久の話をすると…
「そこまで、好きになれる人なかなかいないよ。忘れる必要ないじゃん。好きなんだもん」
と、
言われ、一瞬にして気持ちが楽になった気がした。
「認めた方が楽だよ」
『確かに、そうかも…』
そう加奈が言ってくれたから…好きなことを認める事にした。
だから、
忘れよう、考えないようにしよう。
じゃなくて…忘れなくていい、考えよう。をモットーに生きていこうと思った。
流石、加奈。
加奈の事を先輩と呼びたいくらいだった。
先輩というか、私の心の医者だと思うくらい加奈に会うと心が穏やかになる。