凌久と別れて、3ヶ月。
何とか、ここまで生きて来られた。
この、3ヶ月は…
辛すぎて、あまり記憶にない。
毎日泣いていたし、毎日凌久の事を考えて…辛くなるだけの毎日だった。
楽しいと思える日なんて1日もなかった。
ただ、来る毎日を必死に生きていた。
最近になってようやく、凌久のことを忘れることもできるようになって来たけど…そうやって考えている時点で忘れてる事は出来ていないのかもしれない。
たまたま、カフェテリアの前を通りかかった時に…凌久の姿を見かけた。
一瞬似た人かな?
と、思ったけど…どうみても凌久だった。
少し髪型も変わっていたけど…私が好きだった凌久と何一つ変わっていなかった。
付き合っていたら、すぐに駆け寄っていた気がするけど…今はそんな事もできない。
ただ、
元気そうな姿が見られて良かった。
周りから見れば、気持ち悪いかもしれないけど…私にとってはそれだけでも幸せだった。