「久しぶりに、2人でご飯食べよう」

『先輩のところ行っておいでよ』

「凛と一緒にいたいから大丈夫」

『気持ちだけで嬉しい、ありがとう』




と、

咲良ちゃんに伝えると笑ってくれた。





2人で、ご飯を食べたのは1年ぶりくらいだった。



いつもは、

お互い彼氏のところにいたから…



一緒にいたようで、いないのと同然。





こんな、話したのも初めてかもしれない。



素直に楽しくて…

それに、一瞬だけだけど…凌久の事を考えないで過ごせた気がして咲良ちゃんには感謝。




私は、

次の講義が始まる移動の時間に


『海先輩に会いたかったらいつでも行っていいからね』


と、

伝えると…「ありがとう」と言ってくれた。





こちらこそ、ありがとうだよ。

なかなか、言葉に出来ないけど…色々感謝している。