「本当、ジェットコースター好きだよな」


と、

言いながらも付き合ってくれる凌久。




これで、既に3回目です。





何回乗っても飽きない乗り物を作った人をこれからは天才と呼びたいと思う。



凌久のデートは毎回ここでもいい。

それくらい、ハマってしまったみたい…




けど、凌久は何も言わずに…私の乗りたいと思う乗り物に付き合ってくれていた。




『マリーゴーランド乗る?』

「いいよ」

『今日の凌久、優しすぎて怖い』

「いつもと同じだよ」

『全然違う』

「それもそれで、失礼だけどな」


と、

凌久は笑っていた。




待ってる時間も、乗っている時間も、楽しくてこの時間が終わってほしくなかった。