休日会えない時は、平日の朝とお昼しか会っていなかった。
ただ、
周りには友達がいるから…
そんなに深い話は出来ないし、会えない寂しさを爆発させるのは違う。
2人で凌久のスマホを見ながら、くつろいでいると…仲良しの先輩が通りがけに
「お似合いだな」
と、
言ってくれた。
嬉しい言葉。
今の私たちにはその言葉が身に染みた。
『ありがとうございます〜』
「お前も早く彼女に癒やしてもらえよ」
『先輩、彼女いるんですか?』
「残念ながらいないです」
と、
情けない表情をして答えていた先輩。
その後は、先輩の話で盛り上がっていた。
久しぶりに、
何も考えないで笑っている自分に気づいた。