自然と凌久と一緒に過ごす時間も少なくなって行った。





「家まで送るよ」


と、

その言葉がないだけで…寂しさは倍増だった。






だからと言って、自分勝手に『一緒にいたい』『送って』とも言えないし…


複雑すぎて、

毎日のように、涙が止まらなかった。





辛いな。

いっその事、別れた方が楽かもしれない…




そんな事まで考え始めていた。