一生懸命、凌久の洋服を畳んでいると…
「凛、こっち来て」
と、
手招きをする凌久。
『これ終わったらね』
「ねぇ、来て」
『何?』
「早く来て」
『何で行くか言ってくれたらいいよ』
「何で、抵抗するの?」
凌久のしたい事は何となくわかっていた。
だって、
来てって言う凌久の方にはベットがあるから…
私は出来る限り抵抗をしていたけど…結局凌久に抱っこされてベットに連行された。
『凌久の馬鹿』
「寂しかった?」
『寂しくないよ』
「寂しいって言え」
『凌久の事、忘れてたもん』
「俺は毎日、凛の事考えてたのに?」
『じゃ、何で電話してくれなかったの?』
「凛の事考えすぎて出来なかった」
『嘘ばっかり』
本当、嘘が下手なやつ…