凌久と別れ、指定の教室に行くと既に咲良ちゃんがいた。
「久しぶり〜元気だった?」
『うん、元気だよ。咲良ちゃんは?』
「元気いっぱい」
『海先輩と、順調?』
「うん、多分結婚すると思う」
と、
新年早々、仰天報告をされた。
『え、プロポーズされたの?』
「プロポーズっていうか、20歳になったら結婚しよう程度だけど…」
『凄い!!おめでとう』
「ありがとう。」
幸せそうでいいな。
私は久しぶりに凌久に会えて大喜び。
喜ぶ規模が違いすぎて、何だか笑えた…
「凌久先輩とはどうなの?」
『冬休みの間、ずっと地元に帰ってて今日久しぶりに会ったの』
「そうなんだ。寂しかったね」
『凌久は私と離れるのにあんまり抵抗がないみたいで…』
「男の人はそんなもんだよ。寂しいよね」
『うん』
「離れたくないよって言った事ある?」
『…ないと思う』
「凌久先輩もたまらないんじゃない?」
離れることに対して凌久だけじゃなく、男の人はあまり、抵抗がないと言うことがわかって少し楽になった気がした。