男性のお店に入るのにも、緊張でなかなか入れず…何回か素通りしたけど、入らなきゃ今日の旅は終わらない。
と、
自分に言い聞かせてお店に入った。
もちろん、男性のお店だから店員さんはほとんど男性で…いちいち緊張していた。
なんせ、
まともに話したことのあるのは凌久。
それと、凌久が仲良くしてる大学メンバーくらい。
「いらっしゃいませ」
と、
言われるだけ、ビビっていた。
凌久っぽいお店に2、3店舗入って、見学を繰り返していた。
『これ、いいかも…』
と、
手に取ったのはパーカー。
お揃いで買いたいくらい私も好きな感じ。
デザインも可愛くて、それに凌久っぽいし、いい感じだった。
ネックレスを探していたけど、急遽変更。
喜んでくれるといいな。
プレゼントするのが楽しみ。
あとは、凌久が帰ってくるのを待つだけ。