私は、
帰りの電車の中で凌久にLINEをした。
『今何してる?』
けど、返信はなし。
何か、予想は出来てたけど寂しかった。
結局帰ってからも、返信はなくて…約束していた電話さえなく一日が終わった。
凌久は、
私の存在を忘れてしまったようだった。
どこかでわかっていた事だけど…凌久に対してイライラしていた自分。
好きだからこそ芽生える気持ちだと思う。
ショックだった。
次の日の昼過ぎに、やっと返信が来たけど…全然嬉しくなかった。
「昨日家に携帯忘れて、連絡出来なかった」
『楽しそうで何よりです』
と、
送った数秒後にまた連絡が途絶えた。
そりゃ、年に数回しか会えない地元の友達に会えて嬉しいだろうけど…1分、いや1秒でもいいからこっちを向いて欲しかった。
けど、
無理なことはお願いしません。
その代わり、無理なことは約束をしないでくださいと、凌久に伝えたい。