『楽しみにしてたのに』


と、

ふてくされていると…


突然、目の前に紙袋が置かれた。





嘘でしょ?

実は凌久のでしたっていうオチがありそうだから、あんまり期待しないでおこう。


と、

思ったけど…




『何?』

「あげる」

『本当に?』

「ほんと」




わ、私のみたいです…

私は買ってないのに…何だか、申し訳なかった。





『ありがとう』



開けてみるとお揃いのコップだった。

凌久のと、私のが並んで入っていた。




凌久からの初めてのプレゼントで、嬉しかった。




『ありがとう凌久』


と、

抱きつくと、調子に乗った凌久はキスをしてきた。




そのキスも激しいやつ。

でも、当分会えないし…プレゼントも貰ったし、いいかなって余裕ぶってたらキス以上の事が始まってしまった。