「何で、泣くんだよ。凛」


と、

言って凌久は抱きしめてくれた。





「何?」

『何でもないよ』

「年末年始会えないのが嫌なの?」

『違う』

「その否定するの何なの?寂しいって言って。俺も寂しいから…」

『寂しい』





さっきまで泣いてたのが嘘だったかのように、笑って凌久と話していた。



凌久の力は凄いな。

私も、そんな存在になりたい…




今日だけで、だいぶ凌久との距離が近くなったかなって思えた瞬間だった。





クリスマス、

年末年始といい、会えない時間が続くけど…



頑張れる気がする。