お風呂から出た後は、
少し遅いお昼ご飯を食べたり…
テレビを見たり、のんびり過ごしていた。
テレビはクリスマスの話題で盛り上がっていた。
楽しそうだけど…
現実は平日だから一緒にはいられなそう。
と、
思っていたら更に嬉しくない報告を受けた。
「年末年始、実家に帰るから会えないと思う」
『わかった』
きっと、地元の友達もいるだろうし…こういう時にしか会えない親からしたら嬉しいだろうね。
それ以外は、
バイトだったり、私が独占してるから…
気持ちよく『いってらっしゃい』と言いたいところだけど…何だか、複雑だった。
「寂しい?」
『そんなことないよ』
「それもそれで俺が寂しいんだけど」
『何で?』
「凛の中で、俺は必要な部類に入る?」
え?
いつの間にか、凌久を不安にさせてたのかな。