毎日会えば会う程、凌久に対しての想いは強くなっていった。
だからといって、
言葉や行動で表したりは出来なかったけど…
一緒にいられる時間が楽しみだった。
そろそろ、お母さんとお父さんに凌久の存在を話そうかなと思っていた頃。
いつものように、
大学帰りに凌久の家でのんびりしていた。
『ここ教えてほしい』
「ちゅして」
私が凌久にお願いすると必ず要求されるやつ。
付き合って、もう少しで半年。
当初からブレない感じが笑える…
『じゃ、自分で考えるからいい』
と、
言った瞬間、唇を奪われた。
結局自分からするなら、最初からそうすればいいじゃんと、いつも思う。
「これがこうなるから、そうなるらしい」
『へぇ』
教え方は上手。
たまにおかしいこともあるけど…