イチャイチャしながら、そのまま寝てしまい、朝起きたら凌久の手がシャツの中に入っている状態だった。
凌久はパンツ一丁で寝ていた。
もうすぐで11月になる。
Tシャツ一枚で外に出るのも、寒くなってきたのに…寒くないのかな。
見てるだけで風邪引きそうだった。
静かに、凌久の手を取ってそのまま手を繋いでいるとギュッと握り返してくれた。
『凌久』
「凛」
『起きて』
「何?」
『寒くないの?』
「凛がいるから大丈夫」
そう言うと抱き枕のように抱きついてきた。
そのついでと言わんばかりにキスまでしてきた。
何かわからないけど…キスをされて、恥ずかしいという感情以外に幸せだと思ったのは初めてかもしれない。
『おはよう』
「おはよう」