「美味しい〜」



食べ終わった後は、優雅にお酒を飲んでいた。




1人で、楽しそうな凌久。

私は机に肘をつきながらのんびりテレビを見ていた。






『眠くなってきた』

「先寝てて良いよ」

『うん』




布団に入った瞬間、凌久の匂いがした落ち着いている自分がいた。




けど、

凌久の布団に凌久がいない寂しさもあった。





『凌久』


小さな声だったから、聞こえるはずがなかった。