準備が出来た後は、一緒に手を合わせて食べた。
凌久は、
私の半分のスピードで食べてしまう。
だから、最後の方は私のお弁当を2人で食べる光景も珍しくない。
「これ美味い」
『もうお腹いっぱい。凌久が食べていいよ』
「ありがとう」
たくさん食べるわりには細い凌久が羨ましい。
ただ、私は太るから、食べないっていうわけじゃないなくて…本当に食べられない。
小学校とかでも一定量を食べるのが苦手で、最後まで残るタイプで、小学校の給食は良い思い出がない。
だから、私にとって、
凌久は色々な意味で合ってる気がする。