待ちに待っていた土曜日。
楽しみすぎて、早く起きちゃったけど…その分、余裕をもって準備が出来たから良かった。
奇抜にならない程度にメイクをして、
奇抜にならない程度に、髪をセットした。
早く起きたから余裕と思ってたけど、のんびりしすぎたみたい。
気づいたら、家を出る予定の5分前だった。
『危ない…』
お詫びしてって言われたくないから急いで、家を出て駅に向かった。
ここから、
10分くらいの駅で待ち合わせしている。
起きてることを願って、向かったらいつも通り携帯をいじってる凌久くんがいた。
一瞬にして安心した。
『おはようございます』
「おはよう」
『起きられた?』
「遅刻したら凛に怒られると思ったら」
『毎日そう思って』
「そしたら、起きれるかもな」
と、
笑った凌久くん。
いつも遅刻してないかなって、ドキドキしてるこっちの身にもなってほしい。