みうさんが、自身のスマホの画面を見たあとニヤッと口元を歪める。

カバーがとても派手だ。


「あはっ。チョロすぎ。セキュリティ甘くなーい? 随分と稼いでるみたいだけどー。自己破産したい?」

「……才能の無駄遣いとは。まさにこのことだね」

「許してあげてもいーよ。うちの奴隷になるならサ」


あのー。

お願いですから、喧嘩するのやめましょう。


そして喧嘩のレベルがとんでもない気がしています。

取り返しのつかないことになる前に。


仲直りしましょう。……ね?