ムーは、新しくわたし達の家族になった猫。
来たばかりの時は、まだ小さくて軽くて毛は短かったけれど抱っこすると、ふわふわの子猫だった。


甘えん坊の男の子で、呼んだらすぐに来てくれる。



「ムー、かわいい!」



「ムーちゃん!」



わたしの友達も、みんなみんなムーのことがだいすきだった。


日曜日に、わたしがぐっすり眠っているとムーはわたしのお腹に乗ってきて、喉をゴロゴロ鳴らした。


ちょっと重たかったけれど、あたたかくてムーの鳴らす喉の音を聞いていると、とってもしあわせだった。